TEST 家庭犬テスト

ドックローバー家庭犬テストとは?

当テストは、一般的な家庭犬として日常生活を送る中で起こり得る場面を想定し、その場面を再現しておこなう家庭犬のテストです。

テストは「おいで」、「マテ」、「お散歩」、「ボディコントロール」という項目で、日常を想定したテストになっており、受験者の方にはジャッジシートをお渡しいたします。

その結果から、愛犬が日常生活を送る中で必要とされるの基本的なことが、「何ができて」、「何が苦手としているのか」を可視化することが出来ます。

今までぼんやりと「これは出来るだろ~」とか、「これは出来ないなぁ~」と思っていた事がはっきり可視化できると、目標設定がしやすく、さらに良い家庭犬を目指すことが出来ます!

全科目の合計点数が80点以上でかつ各項目が16点以上獲得で優良家庭犬としてドックローバーが認定いたします!

是非チャレンジしてみてください♪

各種課目のルール説明

課目1 おいで 及び 待て

ドッグランでの呼び戻しや、公園でリードが外れてしまった場合に飼い主のもとへ戻ってこれるか?を想定したテストです。

ルール

⑴ 自身の準備ができたら、テストの開始希望を審判員に申告する。

⑵ スタートラインに犬を「オスワリ」または「フセ」で待たせ、飼い主は15メートル先のゴールラインまで離れる。

⑶ 犬が動かず待てていたら、飼い主のタイミングで呼び戻しの合図をかける。

⑷ 犬がゴールラインを越え、人の指示により人の前または横で「オスワリ」をし、審判員が終了を告げた時点でテスト終了。

⑸ 持ち点が残っている場合はリードを着け、次のレベルへの準備に入る。

犬を待たせ離れる時は犬を見ながら離れても減点なしとします。
※たとえ「オスワリ」ができていても審判員の終了の宣告前に犬が動いてしまったら減点対象となる。

 

各レベルの持ち点は下記参照

合計25点満点

レベル1 7点 誘惑なし
レベル2 6点 誘惑有【おもちゃ&おやつ両サイド】
レベル3 6点 誘惑有【おもちゃ&おやつ中央】
LEVEL4 6点 飼い主は後ろ向きで待つ+誘惑【おもちゃ&おやつ中央】

 

減点の定義

1回につき減点1 ⑴ 「犬を待たせる時」「スタート時」「ゴール時」それぞれの項目で合図(掛け声や動作)は一回まで減点なし。二回目以降の合図から一回につき減点1、おやつの使用も減点1とする。

(例:犬を待たせる時におやつを使う→減点1 おいでと声を掛けながらオヤツを見せて呼ぶ→減点1)

⑵ 犬がマテの状態から動くと一回につき減点1

 

失格の定義

・テスト開始申告後、1分30秒以内に一連の動作が完了できない
・挑戦しているレベルの持ち点が0になったとき。※それまでの点数は保有したままとなる
・犬が待たずに勝手にスタートラインを越えてしまった
・犬が呼び戻しに応じず、飼い主がゴールラインをこえて犬を呼びに行く
・犬が誘惑のオヤツ、オモチャ咥える
・スタッフや他犬に危害を加える行為
・テスト中に排せつをしてしまった場合

 

課目2 ボディコントロール

日常のお手入れや、体調チェックができるか?を想定したテストです。

ルール

家庭で行う日常的なお手入れや体調チェックを審判員の指示に従い、以下の項目の順番で行っていきます。

⑴ 足の乾拭き(四肢)
1本1本の足をジャッジの指示で拭く。

⑵ 全身ブラッシング
ジャッジの指示に従って全身をしっかりブラッシングをする。
※短毛犬種はラバーブラシを使用

⑶ 首輪(ハーネス)及びリードの着脱
リード及び首輪(ハーネス)をつけている状態で、もう1つ用意したリード首輪(ハーネス)を着脱する。
※リード・首輪(ハーネス)は合計2セットお持ちください

⑷ 犬を寝ころばせる(ゴロン)

⑸顔回りチェック
① 歯のチェック【口をさわりめくる】
② 顔回りチェック【目の周り及び耳を触る】

 

各項目の評価基準は下記参照

⑴~⑷の評価基準

合計25点満点

0点 できない
1点 保定されていてオヤツを使えばできる
2点 保定されている状態であればできる
3点 保定せずオヤツがあればできる
4点 嫌がることもあるが保定も、オヤツが無くても出来る
5点 問題なくできる

失格の定義

・スタッフや他犬に危害を加える行為
・テスト中に排せつをしてしまった場合
・吠え続ける等、審判が続行が難しいと判断した場合 ・犬が著しく嫌がっていると審判が判断した場合
・犬が著しく嫌がっていると審判が判断した場合

 

保定せずにできるのか?犬が嫌がっていないか?がポイントです!

 

課目3 マテ

愛犬とカフェへ行った時に足元で待てるのか?を想定したテストです。

ルール

日常生活の中で愛犬と共にカフェやレストランに出かけた際を想定し、テーブルの下に犬の待機用マットを敷きそのマットの上で大人しく待機し続けられるか?を審査します。

1グループ4組ずつで実施。テスト時間は10分です

⑴ 飼い主は椅子に座り、足元にマットを敷く。犬はそのマットの上でフセまたはオスワリの状態で待つ。

⑵ 4ペアが準備出来次第(すべての犬がマットの上でフセまたはオスワリの状態)スタート。

⑶ 10分間の間にウエイトレスに扮したスタッフが話しかけてくるなど様々ディストラクションがあるが、犬はマットの上で待ち続けなければならない。

時間 持ち点 テストの流れ
0分 2.5点 入店
3分まで 5点 誘惑無
3分 5点 店員が登場し注文する
5分 5点 注文したものが届く(飲み物と犬用のオヤツ)
7分 5点 店員が犬に話しかけてくる
10分 2.5点 退店

 

減点の定義

1回ごとに減点1 犬の身体のすべてがマットから出てしまうと減点。体の一部がマットに残っていればOK。ただし犬の状態はフセまたはオスワリであること。立ち上がってしまったり、フセまたはオスワリの状態であっても身体がすべて出た時点で減点。
その場合、30秒以内に犬をマットの上に戻せたら再開可能。
2回ごとに減点1 マテの指示やオヤツを使用(犬を手伝う行為)は2回ごとに1点減点
(例:マテと言い+できたらオヤツをあげる)

失格の定義

・犬が立ち上がってしまう、またはマットから完全に出てしまった状態から30秒以内に「フセ」または「オスワリ」に戻せなかった場合
・強制的にしか(リードを引っ張る等)戻せない、戻らない場合
・スタッフや他犬に危害を加える行為
・テスト中に排せつをしてしまった場合
・吠え続ける等、審判が継続が難しいと判断した場合

 

音楽を流し、実際のカフェのような雰囲気を演出します!

課目4 お散歩

日常の散歩中で起こりうる状況の中で落ち着いて散歩ができるか?を想定したテストです。

ルール

⑴ 既定のコースを一組2ペアでの実施。(フレキシリードは不可・リードの長さは1.5m前後)

⑵ 各ペアは所定の位置に行き、スタートの合図で同時に歩き始める。

道中に様々な障害物などあり、リードを張らずに飼い主の左横を歩き続けゴールを目指す。

⑶  それぞれのペアの準備が整い次第(人の左横でオスワリの状態)審判員がスタートの合図を出す
※準備が整うまでの間はオヤツの使用をしても減点なしとする

⑷ A地点スタート犬は 木の枝・オヤツ・袋ひらひらゾーン B地点スタート犬は ランナー通過ゾーンを通過する。

⑸ A・B共に横断歩道ゾーンへ。ここでは一旦横断する前に「オスワリ」の合図で犬を座らせて、10秒間待機。審査員の合図で横断を始める。

※相手の犬がなかなか座らず待機の時間が伸びてしまって10秒間座れていたら、それ以降に立ち上がってしまったりしても減点とはならない。

⑹ B地点スタート犬は 木の枝・オヤツ・袋ひらひらゾーン A地点スタート犬は ランナー通過ゾーンを通過する。

⑺ A・B共にゴールラインを通過すると、審判員に話しかけられる。

⑻ 犬を係留し、飼い主は審判員の指示に従い、犬から見えない所へ離れて30秒間待機する。その後犬の元へ戻る。

減点の定義

減点1 ・ご褒美のオヤツを与える
減点3 ・なにかに反応して吠える ・オヤツ、木の枝、袋をくわえる ・ランナーに反応する  ・審判員に反応する ・すれ違う犬に反応する ・リードによる明らかな誘導
減点10 ・オヤツを見せ続ける行為 ・すれ違う犬に吠える ・よくリードが張っていた
減点5・10・15 ・テスト中のリードの張り 3段階で減点

 

失格の定義

・歩くのを嫌がりまったく動かないと審判が判断した場合
・吠え続ける等、審判が継続が難しいと判断した場合
・スタッフや他犬に危害を加える行為
・テスト中に排せつをしてしまった場合

 

この科目においては、犬を誘導する声掛けに関しては、減点は取りません。

 

注意点※来場される方は必ずご一読ください。